📌 1. 口座開設の目的と準備
開設の目的
- 売上・経費を個人口座と明確に分ける
- 信用力の向上(取引先・顧客への信頼)
- 融資・補助金申請などの要件を満たすため
どの銀行を選ぶか?
- 都市銀行(例:三菱UFJ・みずほ):信用力が高いが審査が厳しい
- 地方銀行・信用金庫:地域密着、面談必須が多い
- ネット銀行(例:GMOあおぞら・住信SBIネット銀行):開設しやすく手数料も低い
📌 2. 必要書類一覧
書類名 | 備考 |
---|---|
登記簿謄本(履歴事項全部証明書) | 発行後3ヶ月以内 |
印鑑証明書(法人代表者分) | 発行後3ヶ月以内 |
会社実印(法人印) | 銀行印として登録する |
代表者の本人確認書類 | 運転免許証・マイナンバーカード等 |
事業内容がわかる資料 | ホームページ、事業計画書、パンフレットなど |
取引実績(あれば) | 請求書・契約書・入金実績など |
賃貸契約書(オフィス・店舗等) | バーチャルオフィスの場合は厳しいケースあり |
📌 3. 審査のポイント
銀行側が確認する主なポイント:
- 事業の実態があるか?
- 反社会的勢力との関係がないか?
- 資金の流れが明確か?
- 事業所の所在地が実在しているか?
※特に設立直後やバーチャルオフィス利用の場合は、事業実態の証明が求められます。
📌 4. 開設の流れ
❶ 事前準備
- 書類をすべて揃える
- 事業の説明資料・ウェブサイトの準備
- 必要であれば事業計画書を作成
❷ 口座開設申込
- オンラインまたは店頭で申請
- ネット銀行は書類郵送が中心
❸ 審査・面談
- 審査期間:数日〜数週間
- 地方銀行・信金では支店担当者との面談がある場合も
❹ 開設完了・口座情報通知
- 通帳・キャッシュカード・インターネットバンキング情報が届く
📌 5. よくある落とし穴
- バーチャルオフィスのみ → 審査落ちやすい
- 架空事業と見なされる → 証明資料を重視
- 設立後すぐ申請 → 実績がゼロだと難しい銀行も
📌 6. おすすめネット銀行比較(2025年時点)
銀行名 | 特徴 | 口座維持費 | 開設しやすさ |
---|---|---|---|
GMOあおぞらネット銀行 | 手数料が安く、freee連携 | 無料 | ◎ |
住信SBIネット銀行 | 法人用カードが発行可能 | 無料 | ◎ |
楽天銀行 | API連携が豊富 | 無料 | ○ |
PayPay銀行 | スマホ管理に特化 | 無料 | ○ |
📌 7. 開設をスムーズにするコツ
- ウェブサイト・名刺・SNSなどを用意し、「会社の実在感」を出す
- 開業届や事業計画書を整えておく
- 顧客や取引先とのやりとり実績(請求書・メール等)を揃えておく
📄 参考テンプレート集(必要であれば提供可能)
- 事業計画書テンプレート(PDF / Word)
- 銀行宛提出用 会社概要フォーマット
- 開設申込用「自己紹介シート」例文