法人設立ワンストップサービスは、設立登記や各種届出をまとめてオンラインで進められる便利な仕組みです。一方で、入力ミスや添付不足があると「不受理」になり、再申請が必要になります。
この再申請について、2026年1月30日(金)午前2時頃を境に、これまで使えていた「お知らせ画面からの再申請」機能が使えないケースが出る、という公式の注意喚起が出ています。
この記事では
・何がいつ変わるのか
・対象になる手続き
・2026年1月30日 午前2時頃以降に不受理になった場合の正しい再申請ルート
を、設立実務の目線でわかりやすく整理します。
- 何が変わるのか(結論)
公式案内の要点は次のとおりです。
・2026年1月30日(金)午前2時以前に申請して不受理となった手続は、午前2時頃以降、再申請機能(不受理のお知らせから直接再申請するボタン等)が利用できない
・午前2時頃以前であれば再申請機能を利用できるため、不受理になった場合は速やかに再申請してほしい
・午前2時頃以降に再申請する場合は、「不受理のお知らせ」からの再申請ではなく、申請時に保存した申請データを使用して「申請再開」から再申請する
つまり、境目をまたぐと「不受理のお知らせを見て、そのまま直して再申請」という最短ルートが使えない可能性がある、という話です。
- 対象となる手続き(設立登記まわりが中心)
公式案内では、対象手続が明示されています。
対象手続
・設立登記の申請(商業登記電子証明書の発行同時申請用)
・設立登記の申請(株式会社の定款認証及び商業登記電子証明書の発行同時申請用)
・設立登記の申請(株式会社の定款認証同時申請用)
・設立登記の申請(合名・合資・合同会社用、及び株式会社の定款認証同時申請以外用)
会社設立のど真ん中が対象なので、設立日を合わせたい人ほど影響が出ます。
- そもそも「不受理」と再申請はどういう流れ?
マニュアル上、申請内容に誤りや不足があると、申請先機関から「不受理のお知らせ」が届き、内容を修正して再申請する必要があります。
通常(直接再申請できる場合)は、不受理のお知らせ詳細画面に「再申請する」ボタンが表示され、そこから再申請画面へ移動できる、という説明です。
今回の注意点は、この「お知らせ画面から直接再申請できる」導線が、2026年1月30日 午前2時頃以降は使えないケースがある、ということです。
- 2026年1月30日 午前2時頃以降に不受理になったときの正解ルート
公式案内では、午前2時頃以降に再申請する場合のやり方が明示されています。
正解ルート
・「不受理のお知らせ」から再申請しない
・申請時に保存した申請データを使用する
・「申請再開」から再申請する
つまり、保存していた申請データが命綱になります。
- 実務で事故りやすいポイント(ここが大事)
ポイントは3つです。
ポイント1 保存していないと詰む
サービスは「申請内容を途中で保存し、好きなタイミングで再開できる」と案内されています。
境目以降は、この保存データから復帰する前提になるので、保存していない、どこに保存したかわからない、という状態が一番危険です。
ポイント2 不受理に気づいた瞬間の優先順位が変わる
午前2時以前なら「不受理→すぐ再申請(お知らせから)」が最短です。
午前2時をまたぐと、この最短ルートが使えない可能性があるため、
・まず保存データの所在確認
・次に申請再開の導線で再申請
という動きに変える必要があります。
ポイント3 設立日を合わせたい人ほど影響が出る
設立登記は、提出タイミングや補正対応でスケジュールがずれやすい領域です。
境目付近で申請する場合は、不受理時の立て直し手順を先に決めておかないと、設立日がズレる原因になります。
- 2026年1月30日 午前2時頃までにやることチェック
境目付近で申請する予定の人は、次だけ押さえると事故が減ります。
チェック1 申請データを必ず保存する
途中保存して再開できる仕様があるので、提出前でも提出後でも、保存データを残す運用にします。
チェック2 不受理が来たら、午前2時をまたぐ前に動く
午前2時以前なら「再申請機能が使えるので速やかに再申請を」と公式に書かれています。
チェック3 午前2時を過ぎたら、迷わず「申請再開」から復旧する
「不受理のお知らせから再申請」ではなく、「保存データ→申請再開」が公式推奨です。
- よくある質問
Q. 午前2時以降は、再申請できなくなるの?
再申請自体は可能です。ただし導線が変わります。不受理のお知らせからではなく、保存した申請データを使って申請再開から再申請します。
Q. 対象はどの手続き?
公式に列挙されているのは設立登記の各ルート(定款認証や商業登記電子証明書の同時申請の有無別)です。
まとめ
2026年1月30日(金)午前2時頃は、法人設立ワンストップサービスの「不受理後の再申請」導線が変わる節目です。
この日付付近で申請するなら、最優先でやることは1つ。
申請データを必ず保存しておくこと。
不受理になっても、保存データがあれば「申請再開」から立て直せます。逆に、保存がないと復旧が重くなり、設立日やスケジュールが崩れます。